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OakVillage

オークヴィレッジ(1974年創設、本拠地岐阜県高山市)は、出発当初から「100年かかって育った木は100年使えるものに」という合言葉で、持続可能な循環型社会を「木」という再生可能資源で実現しようと提案し続けています。

03_木工・ものづくりの話題 Feed

2016年12月21日 (水)

山土場

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ここは、「山土場」と呼んでいる、伐採した木を集積する場所です。
ここで、集められた広葉樹を選定し、曲がりや枝等を見極めて、
家具やクラフトに用いるいわゆる「用材」に整えます。



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このマシーンは、よく出来ていて、食べ終わったお団子のくしを
ハミハミするように、掴んだまま木をスライドできるようになっています。
掴んだ手の横にチェーンソーが仕込まれていて、一瞬で両断します。
直な針葉樹に比べ広葉樹は、様々な形のため、
一本一本、木の曲がりを見ながら、最適な箇所を決まった長さに切って
ゆかねばなりません。
まさに「用材」の生まれる現場です。
はじめは、木の曲がりを見るために、運転席に向かって、
長い木を振り回すことやハミハミさせることは感覚がつかめず
恐ろしい作業だそうです。
テキパキと用材にリズムよく整える作業は、見ていて圧巻です。


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整頓された木材は、現場で寄りに寄られた一品なのです。


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制作部(西崎)



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2016年12月 7日 (水)

建築だけではなく

栗の板があったのでお盆を作ってみました。
社内に漆工房があるので、せっかくなので塗っていただきました。
何でも作れる大工へ邁進中です。
次は挽物だな。

 

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建築部(後藤)



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2016年11月16日 (水)

工房の機械

工房の機械を紹介します。

多軸ほぞ取り盤です。

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材料の端にほぞを作る機械で、角のみ盤と一対にして使用します。
手前についている丸のこ刃で、ほぞの長さを決め、上下についたかんな刃でほぞの厚みを決めたり、荒削りをします。

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馬のりほぞや、二枚ほぞの加工を行う場合は、奥の立てカッター軸に、専用の刃物をつけます。

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制作部(九十九)



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2016年9月21日 (水)

製材所にて

製材所にお邪魔しています。

今日は、製材機が動いていないので、刃のそばまで近づけます。

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もっとそばまで、寄ってみましょう。
直径80センチくらいの材木まで製材できる刃です。

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こちらは、通常 土場と呼んでいるところです。
製材の終わった材料を、桟積みしているところです。
通常は、半年前後このまま乾燥させます。
一枚おきに棒が入っていますが、これは桟木(さんぼく)と呼ばれ、風通しをよくするためのものです。

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そばの人と比べると高さがわかりますが、だいたい3~4メートルくらいの高さになります。
実は、ここにも職人の業があり、このまま冬の雪が積もっても大丈夫な様にまっすぐ積まれています。

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製材所は、木を製材するだけではなく、乾燥という木工では大切な工程も行うところです。





制作部(清川)



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2016年8月24日 (水)

100年使えるモノを考える

大それた題名を掲げてしまいましたが、100年かかって育った木は100年使えるモノに、というのはオークヴィレッジの3つの理念の1つです。
しかし、この理念は、木工を知れば知るほど難題であることを理解し、作り手にとって大きな壁として立ちふさがります。

そもそも、オークヴィレッジは始まって42年ですから、当然ながら実績のあることではなく、崇高な目標に向かって努力している、といったところが実情です。
え、100年もたないかもしれないの?と思われた方はご安心ください。
42年前から真面目に無垢材と向き合ってきました。定期的なメンテナンスにより、100年使えるという言葉に決して偽りはありません。

私たちが目指しているのは、その100年の中身の部分です。
今ある技術をもってして、例えばテーブルを1卓造り、結果が出るのは100年後、という見方も当然なのですが、それよりも100年間の過程、曖昧な言い方になりますが、それぞれの時代において、お客様が気持ちよく、愛着を持って使ってもらえたかどうか、ということの方がはるかに大切な事であると考えます。
それは、単純に物理的に壊れなかった、ということも重要な要素であることに間違いはありませんが、他にも、意匠はどうであるとか、メンテナンスの対応の良し悪しであるとか、素材のトレーサビリティであるとか、実に様々な要素がからんでのこととなります。

私の専門は木を削ることなので、どのように、どうやって削ったら長持ちするか、ということを少し書いてみたいと思います。
家具でも家でもそうですが、何か木でモノを造り上げるためには、複数の部材を何かしら接合する必要に迫られます。お椀などの挽き物は少々事情が異なりますが。
その、接合方法というのが今日では工法も手法も様々です。

その中で、やはり「木組み」というものがどうやら長持ちしそうで、あまり金物や接着剤を乱用しない方がいいのではないか、という考えが大きな方針としてあります。
ここで、誤解のないように申し上げておきますと、「木組み」と「金物」のどちらが優れているのか、という議論はあまり意味のないことです。

では何故、そういった話が巷で聞こえてくるのかと言う事ですが、その理由は、木組みにした方がいいに決まっているところに、安易に金物を使うケースが多々あるからに他なりません。
もともと、木組みと金物は役割分担が違います。
本来は、木組みでは出来ない、あるいは無理して木組みにする意味がないところに金物が登場し、活躍するということであって、まさに適材適所の考え方そのものなのです。
ですから、我々は別に金物を卑下するわけでも何でもなく、必要なところには当然使いますし、特に高品質なものは、まことに良いものとして重宝しています。

次に、接着剤についてです。
こちらも今日では様々な接着剤が流通し、非常に強度の高いものから、使いやすさを重視したものまで様々です。
木組みを主体として造り上げる家具やクラフト品に「接着剤なんて必要なの?」と思われるかもしれませんが、これも絶対必要なものです。
ちなみに、伝統構法の建物の木組みに接着剤の使用はありえませんが、ここらを説明しだすときりがありませんし、専門外なので割愛いたします。

接着剤も、金物と同様、なんでもかんでもそれに頼る、という訳ではなく、あくまでも「木組みには足りない要素」を補うために接着剤を使用する、というスタンスで、構造的視点からは、接着剤を全く使用せずに、木組みだけで成り立つ構造ではあるのだけど、接着剤を併用した方が長持ちするから使う、というスタイルが理想的です。

ところが、これは理想というだけあって、実行するのは非常に難しい問題がたくさんあります。
それを、何とか今日の技術で一つひとつ解決してゆくべく、努力をしています。
一例をあげると、写真の木組みは独自のもので、接着剤無しでもビクともしません。
しかし、それでも接着剤を併用した方が、より長持ちするからあえて使う、ということです。

以上、長くなりましたが、残念ながら木を削る話にまでいきませんでした。
この先はどこか、また別の機会にでもお話ししたいと思います。

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制作部(澤岡)



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2016年7月27日 (水)

ウィンザーチェア製作中

ただいま工房ではウィンザーチェアの制作をしております。
足回りと座板の組立が終わり、座板の座掘面の仕上げと笠木の加工をしています。

笠木のスピンドル用穴あけ

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座板は一つ一つカンナで削ってから仕上げます。

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仕上がった状態 

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作業風景

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笠木はこの後成形、仕上げをして座板と組んでいきます。
いよいよ佳境に入ってきました。
来月初旬に完成して塗装に回ります。





制作部(金子)


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2016年6月29日 (水)

今日の工房

海のいきものつみきの制作が進行中です。

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ほかに、ウインザーチェアの制作も進行しています。

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折りたたみ小机も進行しています。
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制作部(糟谷)




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2016年6月15日 (水)

こちら清見では

ただいま社内の材料倉庫を建てています。

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住宅とはまた違って、迫力のある建物となりそうです。



建築部(佐々木)




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2016年6月 1日 (水)

只今制作中

工房の様子を一部お伝えします。

こちらは仕口加工を終え、
八角形にされたスワローチェアの脚です。

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ならい施盤という機械で丸棒に成形しています。

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6月もまだ始まったばかりですが、
オルゴールツリーに付属するオーナメントの制作が着々と進んでいます。

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不思議なものに見えるかもしれませんが、ひとつひとつ切り離された
コイン型のオーナメントになります。

 

新作、海のいきものつみきの制作も始まっています。

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これはクリです。
ほかにサクラ、ホオ、シラカバと、4つの樹種で構成されます。
完成まで、しっかりと仕上げていきたいと思います。





制作部(市川)



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2016年4月20日 (水)

家具のお届けは大切な仕事

先日、家具のお届けに3件行ってまいりました。

1件目は、M様宅です。
こちらは37年前に購入いただいたテーブルセットの、漆塗り直しのメンテナンスです。

まだ創設間もない頃、オークヴィレッジ創業メンバーの一人である佃(つくだ)が造ったテーブルセット。
M様の「M」の刻印が四隅にあり、世界でひとつのテーブルです。
当時の佃との思い出を、懐かしそうに色々お話しいただきました。

01こちらが塗りなおす前の写真です。
37年間、大切に使っていただき、よい味わいが出ています。
今回は引越しをされるとのことで、心機一転、塗りなおすことになりました。

02こちらが塗りなおし後の写真です。
新品とはまた違った、深い色合いです。
また30年後に塗りなおして、100年お使いいただければ本当に嬉しいです。


2件目は、O様宅です。
無垢の木の家は、海岸のすぐそばにあり、開放的で気持ちがよく、夢のようなご自宅でした。
今回はオイル仕上げの特注食器棚&テーブルをお届けしました。

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樹齢200年は超えるミズナラのテーブルは、生命力を感じます。
木がとても好きなO様には、その醸し出す雰囲気や造形を気に入っていただきました。
木の柱・梁・床とともに、味わい深くなる経年変化をお楽しみいただければと思います。


3件目は、K様宅です。
こちらのお客様は20数年前に弊社を知っていただき、
「その時は文具しか買えなかったけど、いつかはオークヴィレッジの家具を買いたい」
との思いから、少しずつ家具をお買上げいただいてます。
今回は塗りなおしたダイニングテーブル、新調した特注の食器棚、ワイン収納棚、座卓をお届けいたしました。

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梱包を開ける瞬間まで、期待と不安が入り交じった独特の緊張感。
そして開けた時、思わず「わーすごい!」と歓声があがりました。
ご期待以上の出来で、これから毎日楽しく幸せに暮らせます、と嬉しいお言葉をいただきました。


家具を通して様々なお客様とのご縁ができ、この仕事をやっていてよかったなと改めて思います。
そしてお客様それぞれにドラマがあり、その一端を感じることができる納品は、
自身の人生勉強にもなり、大切な業務のひとつなのです。


最後に話しは少し変わりますが、高山ショールームではもうすぐ恒例の「GWフェア」が始まります。

また沢山のみなさまと出会えることを楽しみにしております。
ぜひお気軽に遊びにお越しください!



高山ショールーム(市田)



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