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OakVillage

オークヴィレッジ(1974年創設、本拠地岐阜県高山市)は、出発当初から「100年かかって育った木は100年使えるものに」という合言葉で、持続可能な循環型社会を「木」という再生可能資源で実現しようと提案し続けています。

05_スタッフの趣味や生活の話題 Feed

2016年11月 2日 (水)

コルビュジェ発 思考実験トリップ

後に示すヴィジュアル―模型写真を観て思いつくのはなんだろうか?

いや、唐突に、何を?と。
ある物件をやるにつけ…

スケントン―インフィルによる空間って、これはこれで難しい!と思ってしまった、今日この頃。

 

スケントン―インフィル
構造躯体に内装空間を、設備システムをインサートする。

経年に対して構造駆体をそのままに、内装空間を、設備システムをインサート-インフィル=更新出来るシステム。それはつまり、構造体と空間体がセパレート、大袈裟に言うと断絶している。

だから、スケルトン―インフィルシステムで、空間をあれこれ考える時、それは内装デザインを考えるってことにスライドしているの?と。(無意識の前提として、空間を考える ≠ 内装デザインって対立の構図。あんまり良くない傾向?)

それは、構造力学とコストに対して根拠ある駆体を考えておいて、内部空間は、内装デザイン=表層のデザインをインフィルする、って具合。

そんなこんなを考える内に、以下3つのコンセプトヴィジュアルが頭の中で並列しちゃった。

 

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一枚目のヴィジュアルは、有名なコルビュジェの、ユニテタビタシオンのコンセプトを示すヴィジュアル。

 

構造体となる立体グリッドに、住居ユニットが挿入される。(スケルトン—イン—フィルの先駆け?)

ここで建築の範疇で『構造体-構造』とは、以下。

・重力の下の力学として、バランスする仕組み=構造力学
・空間を支持するオブジェクトの集合としての構造=空間構造=空間体。
・効率化した先にたち現れる仕組み—システム、ユニテダビタシオンの場合は立体グリッドシステム、そう言ったシステムとしての構造。

この3つの意味があると思う。

つまり、構造とはある世界を成り立たせる下地。
実体から概念まで。いや、概念のみ?わからない、難しい。

 

話を戻して、コルビュジェがこの3つ全てを織り込み済みで世に送り出したのか否か?
は定かではないけれども、後世の人達は、拡大解釈する余地があったので、その可能性をフルに活用できたのかもしれない。

 

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ヴィジュアル2ー安藤忠雄―マンハッタンのペントハウス。

 

既存の建物に、2つの直方体が付加されている。

(実現不能、故に計画案にとどまる。だけど、だからこそ?相当エキセントリック。思考実験として相当面白い。)

付加されている直方体、とは以下。

一つは、建物の立ち居振る舞いなど無視して、つまり、建物の構造力学、空間体、システムは無視して、半ば暴力的に直方体が中間階に貫入している。

もう一つは屋上階に直方体が付加されている。ダイナミックで、衝撃的なのは中間階に貫入している直方体

(安藤忠雄の場合は、直方体=まんま空間体だ。内装をインフィルしないのだ、内装をデザインしないのだ、空間体をデザインするのだ。そう言う意味では、日本の伝統的木造空間-数寄屋は除外-とまんまリンクしている?)
意図としては、既存建物に対して内装レベルでの空間の対比では、やはり事足りないから3つの構造レベルでの対比を目指す、と言う事だと思う。

水平ー垂直の構造力学、空間体、立体グリッドシステムに、全く関連性を持つことなく、直方体=空間体が挿入されている。ダイナミックだ!

空間体験としてはきっと、それぞれのシステムの残り香を体験する計画をもってして、多分経験したことの無い空間体験が待ち受けているのだろうと思う。(内装と言う装飾レベルでは、成し得ない空間体験だと思う。but!片山正道の内装デザインは、別格かもしれない!)

先に記したコルビュジェのコンセプトヴィジュアルを拡大解釈した計画だと思う。

 

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ヴィジュアル3―レム・コールハース、フランス国立図書館―コンペティション案―こちらも実現には至らず計画案に終わる。

 

こちらは、もっとダイナミック。
下手をすると荒唐無稽の範疇?だけど、冷静で冷徹な感じがする。

つまり、計画案を公開することで、『今まで』に対して批評をしているのだと。

レム・コールハースの視点、態度は基本的には、この『批評』だと思う。

だから、批評故に時には荒唐無稽で、時には徹底したリアリズム。その振り幅がコールハースの魅力だと思う。

 

話を戻して、立体グリッドとは別に、水平スラブが積層する建築システム。

(この案の場合、スラブ=スラブ間は書庫としての機能が与えられている。)

このシステムだけで建物が建設されたなら、多分、いや間違い無く退屈極まりない建物になっていると。コストバランスとしては合理極まりない、と言う事なのでしょうけど。

(当たり前だけど、世の中建物は、ほぼほぼ全てこのカテゴリーに属する。)

だけど、全てに対して均一な、コールハース風に言えばジェネリックな環境を、下地を、つまり構造を作っておいて、そこに機能性とは関係のない形態-オブジェクト―空間体が、『構造-3つの構造』を無視したように挿入される。

ジェネリックに対してイレギュラーを挿入する。

そして、このオブジェクトに与えられている機能は、閲覧室や、メディアセンターなど。

フラットな-ジェネリックな空間構成、構造力学構成、建築システム(ここでは積層スラブ)、そこに、唐突に、唐突なオブジェクト―空間体が挿入される。

ここで、挿入される空間体は、コールハース風に言えばヴォイド。

コールハースの言うヴォイドとは、多分単なる実態としの空白ではなくて、概念も含めたヴォイドだと思うのです。

タブララサなのです。時代が下るにつれ、紆余曲折がまとわり付いて生の事実からどんどん遠ざかる。
それを取っ払うと、どうなる?って事なのかなと。

概念のヴォイドが立ち現れれば、それは逆説的にクローズアップされる。

持って行き方が突き抜けている!

そこが、レム・コールハースの説得力?
だから、物議を醸したコンペ案だったのです。
建築における思考実験なのです。

 

そして個人的には、コルビュジェのユニテタビタシオンのコンセプトヴィジュアルから、拡大解釈した先の解釈、計画案、だと思うのです。

地となるシステムに空間体を、拡大解釈して『異なるもの』を挿入する。それは、コルビュジェのユニテタビタシオンのコンセプトヴィジュアルからの進化系のコンセプション。

コルビュジェのコンセプションから、解釈を突き詰めればレム・コールハースのコンセプション至るのかな、と。

だから、コルビュジェは面白くて、エキサイティングだと思うのです。拡大解釈の連鎖。冷静、冷徹を排除して、今でもエキサイティングなのだと!

『システム』は効率化、単純明快を含意しているから、そこにイレギュラーを挿入すれば、何らかの意義がたち現れる。

これ、マルセル・デュシャンのレディメイド発だと‥‥
一品制作ものをもってして、以前のコンセプションに対して所信表明する。

時代が下ればそれも制度となってしまう。そんな制度に対しての異議申し立てとして、大量生産品を芸術の世界に投入する。そこには、色々な意味が含まれていて…
説明割愛。長くなるから。私の前のブログ参照

 

とにかく、コルビュジェのユニテタビタシオンのコンセプトヴィジュアルから時代が下れば、この2つ、安藤忠雄、レム・コールハースのコンセプションは、コルビュジェのコンセプションを軸とした一つの系譜に括る事ができるのでは?と思うのです。

このような思考実験のトリップ、トレース、もっといって旅。
それも、建築を楽しむ醍醐味の内の一つなのかな?と。

そう、思考実験をするには、思考の広大な範囲のバックグラウンドが必要で。

そんな視点から観てみると、磯崎新は権化なのです。
リスペクトしてもしたりない、脚元すら霞む。
僕にとっては、そんな存在。

話が反れた。
反れたついでに、建築の思考実験トリップをさらに。

建築のスタイルは、時代が下ってディコンストラクションまで行き着くのですけれど、3つの構造を下地に、いかに、イレギュラーを実現できるか、に回収されちゃうのかな?と言う見方もできる。

そんな最も分かりやすい例が、フランク・ゲーリーだし、ザハ・ハディドだし、その始祖は、ピーター・アイゼンマンだし。

その始まりは、やっぱりコルビュジェで。
あの、ユニテタビタシオンのコンセプトヴィジュアルに集約されてしまうのかな?と。

してみると、コルビュジェから今だもってして逃れられていない?

芸術の世界では、マルセル・デュシャンからは逃れられていないのです。

いや、このコンプションを最初に提示したのは、マルセル・デュシャン。だから、今だもってして、マルセル・デュシャンからは逃れられていない?(コルビュジェもその範疇の内なのです。)

ん?で、何が言いたかったんだっけ?
ではでは。

 

 

建築部(藤塚)



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2016年10月12日 (水)

気になる木の実

一雨ごとに秋が深まり、朝晩めっきり寒くなりました。
そんな季節の移り変わりに、まだ体が慣れていないので、
気温が10度を下回る朝は、動きが硬くなってしまいます。
まだまだ、これから寒くなるのですが…。
それでも、今年はどんな紅葉が見られるだろうかと、
綺麗な景色を思い浮かべながら、その時を楽しみに待つ日々です。

秋は様々な楽しみがありますが、
やはり毎年気になるのが、木の実の生り具合のこと。
私たちにとって、身近な木の実といえば『ミズナラのドングリ』です。
豊作の年もあれば不作の年もあり、それはドングリを食料とする
動物たちの行動にも大きく影響します。

まずは何より、実際に確かめてみようと、
飛騨から郡上へ続く「せせらぎ街道」の西ウレ峠へ出かけてみました。
紅葉はというと、まだトチの木が黄色くなっている程度でしたが(10/9現在)、
川の流れを見ながらのドライブは、気持ちの良いものです。

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そして、西ウレ峠に到着。車を降りた瞬間、『大豊作だ!』とわかりました。
そこには、足の踏み場もないほどドングリが落ちていて、
少し森に入ると、まるでドングリ天国のような状態でした。
ぷっくりとした形のミズナラのドングリは、とってもかわいくて、
見ているだけで幸せな気持ちになります。
綺麗なコケごと持って帰りたくなるほど、その光景に魅了されました。

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ドングリ仲間では、『栗』も気になるところです。
岐阜県は栗きんとんや栗寄せなどが有名で、
この季節になると、和菓子屋には様々な栗銘菓が並び、
身近な産直市にも、生栗が並ぶようになります。

大粒のものもあれば、小粒のものもありますが、味はそれぞれ。
艶やかな栗を見ると、作りたい気持ちが抑えきれず、
既にこの秋、何度も買い求め、
買ってきては、コツコツと皮剥き作業をしています。
手間はかかるのですが、この時間が結構好きなんです。

栗ご飯、甘露煮、素揚げ、焼き菓子…たくさん作りましたが、
今年は、初めて渋皮煮を作りました。
作られる方はご存知と思いますが、渋抜き時の煮汁はとても黒く、
綿布が栗色に染まるほどで、私にとっては新鮮な驚きでした。
一度目の出来に納得いかず、もう一度作りましたが、
我が家の無類の栗好きも、お墨付きをくれました。
あ~楽しい!また、栗を買ってしまいそうです(笑)。

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ドングリ拾いも、栗の味覚も、これからまだまだ楽しむことができます。
小さな幸せを感じさせてくれる『木の実』に感謝しつつ、
存分に楽しみたいと思います。

飛騨の紅葉はこれからが見頃。
ぜひ、景色も味覚も楽しめる秋の飛騨へ、皆さまもお出かけください。
お待ちしております。

※木の実は、豊作年と不作年が不定期に訪れ、地域的なまとまりがあり、樹種によっても、そのサイクルは違います。地域によっては、クマが人里に近づく可能性もありますので、森の近くに行かれる際は、十分お気を付けください。

※オークヴィレッジ高山では、この秋、Oakvillage & Kalita 展とアートギャッベ展を開催いたします。
詳細はこちらをご覧ください。



企画営業部(石井)



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2016年10月 5日 (水)

記憶に残る美術館

先日、国立西洋美術館に行ってきました。

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世界文化遺産に登録されてからは初めて行きます。

 

最初に行ったのは、1974年セザンヌ展だったと記憶します。

当時高校生だった私は、この美術館が世界遺産になることなど思わなかったし、ましては建築家のル・コルビュジエなど知る由もありません。

今回、もう一度、展示を見に行くのではなく、美術館を見ようと思い行ってきました。

 

最初に出迎えてくれたのは、ロダンのブロンズ像(地獄の門)

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象の前では、記念撮影をする人がひっきりなしに群がります。

そんなところを横目で眺めて、正面出入り口に向かいます。

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このロビーも開館当時は外部で、ピロティが広がっていて、そこに彫刻作品が展示されていたそうです。

私の目的は建物にありますので、常設展のチケットを購入して入ることにしました。

 

入るとすぐに吹き抜けのホールがあります。

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このホールはル・コルビュジエによって、「19世紀ホール」と名付けられました。吹き抜けや、高く伸びるコンクリートの柱、柔らかく差し込む外光の処理などがみどころであります。

 

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今回一番注目して、見たかったものがあります。それは、このホールにもみられますコンクリートの円柱です。

建物を象徴するピロティ構造は大型のコンクリートの柱で構成されています。

建物のデザインで特徴的なのが、打ちっ放しコンクリートの円柱で、当時、現場主任の森丘四朗がコルビュジエの思いを実現するために、試行錯誤して円柱コンクリートを施工したことを本で読んだことがあり、実際に見てみたいと思っていました。

コンクリート円柱の施工は凝りに凝ったものであって、年輪が幅広く均一で、切削などの加工が容易な姫小松を用いて型枠を製作。

そこにコンクリートを丁寧に流しこむことで、姫小松の美しい木目を円柱に表現しています。

森丘四朗は「設計者の意思に反するとしても、せめてこの質素な木綿の着物を着た淑女に、几帳面な身だしなみと多少の品位を与えることができないものか」と考えて施工方針を立てたと言われます。

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コルビュジエは、完成後に来日してはいませんが、竣工写真を見て「美術館の仕上がりは完璧で、私は満足だ」返信したとされています。

工事は1959年3月28日に竣工しています。建物は59年たっていて、その間に、企画展示館の建設や、免震化工事などされながら、今に至っています。

折角なので常設展も見て帰りたいと思います。

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建物を設計する設計者の思い、施工する施工者の思い、全ての思いの終結が認められ、世界文化遺産となったのかと、考えさせられました。

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建築部(吉田)



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2016年8月17日 (水)

天然素材のこと

昨日でオークヴィレッジ高山のサマーフェアが終了しました。
暑さ厳しき折、たくさんの方にご来店いただき、誠にありがとうございました。

さて、私ごとの話となりますが、今回のサマーフェア「ミニギャッベ展」で、
お気に入りの1枚と出会いました。

1

自家用車の運転席にギャッベを購入してからはや数年、
助手席にも敷きたいなぁ、と思いながらも、なかなか思うような
サイズと色合い、デザインのミニギャッベには出会えませんでした。
そしてこの夏、ようやく助手席用が見つかりました。(写真手前です。)
羊毛と草木染めの風合い、早速車に乗りながら眺めては満足しています。

2

草木染めつながりで趣味の話になりますが、
毎年、春に藍の種を蒔き、この時期に収穫、藍の生葉染めを
楽しんでいるのですが、今年も収穫と染めを楽しみました。
てぬぐい、ハンカチ、Tシャツ・・・

3

毎年何を染めようか考えるのも楽しみのひとつですが、
今年は毛糸とバックを染めました。
晴れた日の午前中に収穫した「藍」の色は、くすむことなく、
生き生きとした発色が魅力です。
じりじり照りつける陽射しも、こんな時ばかりは心から感謝できます。

ギャッベ、そして藍染め。天然の染料で染めた天然の素材は、
やさしい色合いで、眺めても使っても気持ちのよいものです。

この秋にもオークヴィレッジ高山ではギャッベ展を開催予定です。
夏が終わり秋が深まる頃、まだ少し先になりますが、
ぜひ皆さまもお気に入りの1枚を探しにいらしてください。





本部(村田)



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2016年7月13日 (水)

ジャン・リュック・ゴダール

最近、大げさですけど音楽(主にポピュラーミュージック)、映画のジャンルで裾野が広がらないな~と。

映画に関しては、気になる映画はわりと多くはあるのですけど...
結局観る暇が無いです。

これじゃいかんと思いつつ、オークヴィレッジの映画通といっても過言では無い高山ショールームスタッフに推薦をお願いし、久々に僕の中で新規な映画を観たわけです。(好きな、同じ映画を観るタチです。この前も北野武監督「ソナチネ」をもう何回も観ているのに、また観たりして。)

 

軽蔑:ジャン・リュック・ゴダール監督:1963年:イタリア・フランス


1

そう、高山ショールームスタッフからの推薦映画は幾つかあったのですけど、だけどゴダール。
ゴダール、知っているぞ、名前だけ。勝手な印象は「難解」。

感想としては...いや、その前にしごく大雑把な粗筋を。
(粗筋に大雑把と言う形容詞がついている時点で語義矛盾?つまりその程度の説明です。)

単なる男女のある関係性のモツレです。(あえて関係性です。恋と言った時点でバイアスがあると思います。)

そう他人の、そのモツレなんて、他人にとってはどうでも良い事。
当人たちがシリアスだとしても、嫌シリアスであればあるほど「笑い」そのものに近づいてゆく、と思ってしまうタチです。申し訳ないですけど...

だけどこの映画、大半の人が身につまされる経験値を含んでいる、と思うのです。
(ネタばれになるのでストーリーは割愛。)
男女の気持ちの他愛ないモツレ。ちょっとのモツレ。だけど当の本人にとっては全然ちょっとじゃないのだよ、と。そこからズルズルズルズル横滑り。モツレを弁明、もしくはモツレの原因究明として言葉を重ねる→モツレのスパイラル≒破局→破局。

それが、断然魅力的な女優の立ち振る舞い、細かな表現、アッパーミドルな地位に入らんとしている背景、挿し絵的に挿入される-だから独立したビジュアルとして成り立ってしまうワンシーンーに脚色されて、ストーリーから独立した映像美-『映像のポエム』になってしまっていると思うのです。(映像のポエム:映画評論家淀川長治さんの言葉です。すごく素敵です!)

身につまされるストーリーと映像の美しさが、クロスオーバーして、映像のポエムになっている映画かなと。

つまり、それこそが映画!だと言わんとしているような映画。

ここで僕の勝手な印象である「難解」に対しての感想が無かった。

つまり、全てをほぼほぼセリフで説明しているのです。
(だから「難解」ではありませんでした。)
こう言った場合、鑑賞者に含み-余韻がなくなるので、端的に言えばつまらなくなると思うのです。が、この映画は真逆でした。

つまり、余韻があって、後を引く、何度でも観たくなる映画だと思うのです。
(実は核心的な部分-モツレの原因-は、女優のちょっとした表情から憶測するしかないのです。そこが余韻として漂うのかも。)

僕の映画の(映画の観方)の師匠は 北野武監督「ソナチネ」+淀川長治解説+雑誌による批評。


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ソナチネのストーリーは以下。
ある裏組織、所謂 何々組が、利権のねじれ関係に陥る。つまり上部組織より資金力が豊潤になってしまう故に上部組織の親分から、画策された沖縄の代理戦争に派遣される。
その沖縄でのストーリー。

この映画は、極端に説明としての描写を避けているのです。
もうネオ映像美といっても過言ではないくらいに。

予算からくるのでしょうが、バイオレンス映画なのに、派手な銃撃戦がない。
Ex)敵対組織の人間とホテルのエレベーターで鉢合わせ。エレベーター内での銃撃戦。
バイオレンスなジャンルとしては質素なその表現が、逆にリアリティーがあったりして。質素だけど、生々しいのです。

Ex)最後のシーンの銃撃戦も、そのものの場面を描写するのではなく、銃撃戦の、建物の天井に錯乱する閃光が、建物の窓を通して見える、さらに、その閃光が階下の屋外駐車場に錯乱する。そんな表現。

このような、多くを説明しない映画が僕の評価基準になっちゃった。
極端に言うとセリフ0でも映像美の連続で成り立つような...

ゴダールの映画「軽蔑」も説明的ではあるけれども、映像の余韻がある。

ソナチネも、もしかしたらこの映画を踏襲したのかもしれない、と思うのは、内容がシリアスなのにメンタルな暗さ、悲壮感がないのです。映像の美しさがあるのみ、と言っても過言ではないかも、なのです。
僕的には。

そんな映画です。
両方ともお勧めです。

ではでは

 






建築部(藤塚)




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2016年6月22日 (水)

『古都』

先日
奈良へ行ってきました。

奈良の町は変化がゆっくりで
懐かしい風景が結構残っています。

奈良駅から歩いていける東大寺。
小さいころよく走り回った大仏殿の裏には
蛍がいたり
ザリガニがいたり。
今でもいるのでしょうか。

オススメの場所は
大仏殿より山側の高台にある。
二月堂からの風景です。

早朝、階段を駆け上がっていくと
静かで贅沢な時間を感じることができます。
夏のご旅行の候補にいかがでしょうか。

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企画営業部(小村)




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2016年5月18日 (水)

ジャージー牛

はじめまして、4月に入社しました建築部の山口です。
よろしくお願いします。

牧歌の里にいってきました。
牧歌の里は、ひるがの高原にある動物とのふれあいや四季折々の花が楽しめるところです。

お目当てのチューリップはすっかり終わっていましたが、快晴で白山までくっきり見えました。

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またそれとは別に、すてきな出会いがありました。
こちら、生後3ヶ月のジャージー牛の赤ちゃん

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なんと、私とおなじ「はるかちゃん」でした。
こんなにキュートな彼女も、大きくなると、、、

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と、まあたくましく育つようです。
また成長したはるかちゃんに会いに行こうとおもいました。





建築部(山口遥)



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2016年5月11日 (水)

気分転換には

気分転換にお出かけしたり、美味しいものを食べに行ったりしています。
今まで自由が丘にあるいろいろなお店を紹介してきましたが、
今回は東京のおすすめのお店を紹介したいと思います。


「俺のフレンチ TOKYO」

01

ずっと行ってみたいと思っていたお店にやっと行けました!
一番人気のメイン料理を頼みました。
普段はあまり食べない料理が食べれて嬉しかったです。
食べながらLIVE演奏も聞けて本当に気分転換になりました。

銀座本店
東京都中央区銀座1-8-19
03-6264-4921


「IVY PLACE(アイヴィープレイス)」

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雰囲気もよくて料理もおいしいお店。
料理はどれもおいしいですが、女性にはパンケーキが人気らしいです!
代官山のツタヤ書店の隣にあるお店で、ツタヤ書店も含めおすすめです。

東京都渋谷区猿楽町16-15
03-6415-3232


「ブルーボトルコーヒー(Tokyo Blue Bottle)」

03

カリフォルニアオークランドに本社を構える、アメリカで人気の高いコーヒー専門店です。
スタッフがハンドドリップでコーヒーをいれていました。
サイフォンコーヒーとカフェラテとデザートも頼んでみました。
コーヒーが好きな方なら一度行ってみることをおすすめします。
ブルーボトルのロゴや商品なども勉強になりました。

青山カフェ Café
東京都港区南青山 3-13-14





意匠設計室(鄭)



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2016年4月13日 (水)

ご紹介

私の好きな作品を紹介したいと思います。

4年前に美術館でこの作品と遭遇し、わぁ!となりそれ以来、
何度かこの方の作品を見に行っています。

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2_2

吉田夏奈 ART FRONT HPより)

 クレヨンやパステルを使って色鮮やかに、細かなところまで描かれています。
繊細なのかと思いきや、実際の作品はとても迫力満点なのです。

ちょうど個展が開催されているので、見に行ってきます。




建築部(本多)



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2016年3月31日 (木)

桜・熱狂乱

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こんなにも日本人は桜が好きだったのか。

今年の過熱報道ぶりを俯瞰してみて感じた次第である。

かつては、日本列島を南から順番に縦断する「サクラ開花前線」は、春を先取りする風流な風物詩でした。

でも、ここ数年はだんだんTVのレポートも加熱してきて、今年なんて、靖国神社の桜周辺に各局の記者たちが、毎日毎日、気象庁職員の開花宣言を待って、 何日間も詰めていたという。まるで蕾を無理やりひらくようなイメージで宜しくない。

もっと自然体で静かにふわっと咲かせたいものだ。

02


人も同じで、無理に咲こうと思って、スポットライトにあたりたいと思っても喝采を浴びようと思っても、そういう機運やタイミングがないと、あるいは望まれないのに無暗にがむしゃらに成そうとしてもダメなのだ。きっと。

それに桜の花のような人もいれば、可憐な野の花の人もいる。
世界にひとつだけの花とは言わないけれど、分相応、適所適材の咲き方を学ぼう!・・・と思う。

桜に話は戻るが、日本にある桜は、9分類、細かくは400種類以上だそうだ。
オークヴィレッジ通信の最新号にサクラに関するページがあるのでご参考に。
画像はないが、「山桜」の類が何となく風流で野趣があって、好きなタイプだ。
掛け合わせ種で八方美人的で華やかなソメイヨシノに比べてヤマザクラは控えめで清楚で渋さがあると思う。
花に続いて直ぐ葉も出てくる自然体なのが安心感を抱かせる。
自分は素直でないのかな。

個人的には全国、“どこでもソメイヨシノ”から卒業して、その土地その土地の桜を愛でるようになればいいなぁと秘かに思っている。山や郊外エリアには山桜を!

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余談だが、「姥桜」ってどういう印象?
お恥ずかしながら、私は良いイメージの言葉ではないと
ずっと思っていたが、改めて調べると、

ヒガンザクラの一種の名称でもあるが、
本意は、若さの盛りを過ぎても、なお美しさが残っている女性の意。
今で言えば「美魔女」のことだそうな。

でも日本語って間違えて使っていても
それがマジョリティになれば、時代とともに意味も変わってくるので
要注意、要注意。

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オークヴィレッジの本拠地、高山の桜は1ヵ月後のGW前あたりが毎年見ごろ。
都心では、まさに今日明日が花見に最適週末。
さあ、新年度の始まりです。

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本部/東京:荒井 浩



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