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OakVillage

オークヴィレッジ(1974年創設、本拠地岐阜県高山市)は、出発当初から「100年かかって育った木は100年使えるものに」という合言葉で、持続可能な循環型社会を「木」という再生可能資源で実現しようと提案し続けています。

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2016年10月

2016年10月26日 (水)

フォントの話

自然界の造形からヒントを得たファーストイ『あのまとぺ』シリーズ。
このシリーズのロゴは「あ」をモチーフとしたマークとアルファベット表記を組み合わせていますが、ここにはgill sansというフォントを用いています。

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gillsansは1930年頃、イギリスの彫刻家エリック・ギルさんがデザインした歴史ある名作フォントです。
ギルさんが作ったからgillsans。覚えやすいですね。

高級自動車ブランドのロールスロイスやベントレーなどに使われています。

HelveticaやFuturaと同じサンセリフ体ですが、形やエンドの処理が可愛らしく、すっきりしていながら幾何学的な印象を感じさせない暖かみのあるフォントで、あのまとぺの「あ」のロゴマークと相性が良いと考えました。

また、彫刻家の方がデザインしたフォントなので、手で彫ったようなニュアンスがあのまとぺの製品特性に合致しやすいのではと思っています。

 

『あのまとぺ』シリーズの詳細はこちらから(オークヴィレッジ 森のおもちゃ研究室)

 





意匠設計室(矢島)



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2016年10月19日 (水)

Oakvillage & Kalita 展 と アートギャッベ展

長雨が終わり、こちら清見では秋の風とともに少しづつ紅葉が見られるようになりました。
本格的な紅葉まであともう少しといったところでしょうか。

さて、先週末は気持ちの良い秋晴れの中、「TRUNK COFFEE」鈴木さんのワークショップが行われました。
ワークショップは満員御礼。真剣なまなざしで鈴木さんの手元を見つめていました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

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&kalitaの展示では、オークヴィレッジとのコラボレーション商品がお目見え。
材料は根尾プロジェクトの規格外広葉樹を使っています。

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コーヒーの販売は終了いたしましたが、グッズの販売はしておりますので、コーヒー好きな方はぜひお越しくださいませ。


また、向かいのショールームでは恒例のアートギャッベ展を開催しております。
こんな素敵なギャッベもございます。

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今回も最高品質のゾランヴァリ社のものを200枚揃えております。

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アートギャッベとの素敵な出会いをお楽しみくださいませ。

 

※オークヴィレッジ高山では、Oakvillage & Kalita 展アートギャッベ展を開催しています。

 





オークヴィレッジ高山(店舗) 玉原



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2016年10月12日 (水)

気になる木の実

一雨ごとに秋が深まり、朝晩めっきり寒くなりました。
そんな季節の移り変わりに、まだ体が慣れていないので、
気温が10度を下回る朝は、動きが硬くなってしまいます。
まだまだ、これから寒くなるのですが…。
それでも、今年はどんな紅葉が見られるだろうかと、
綺麗な景色を思い浮かべながら、その時を楽しみに待つ日々です。

秋は様々な楽しみがありますが、
やはり毎年気になるのが、木の実の生り具合のこと。
私たちにとって、身近な木の実といえば『ミズナラのドングリ』です。
豊作の年もあれば不作の年もあり、それはドングリを食料とする
動物たちの行動にも大きく影響します。

まずは何より、実際に確かめてみようと、
飛騨から郡上へ続く「せせらぎ街道」の西ウレ峠へ出かけてみました。
紅葉はというと、まだトチの木が黄色くなっている程度でしたが(10/9現在)、
川の流れを見ながらのドライブは、気持ちの良いものです。

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そして、西ウレ峠に到着。車を降りた瞬間、『大豊作だ!』とわかりました。
そこには、足の踏み場もないほどドングリが落ちていて、
少し森に入ると、まるでドングリ天国のような状態でした。
ぷっくりとした形のミズナラのドングリは、とってもかわいくて、
見ているだけで幸せな気持ちになります。
綺麗なコケごと持って帰りたくなるほど、その光景に魅了されました。

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ドングリ仲間では、『栗』も気になるところです。
岐阜県は栗きんとんや栗寄せなどが有名で、
この季節になると、和菓子屋には様々な栗銘菓が並び、
身近な産直市にも、生栗が並ぶようになります。

大粒のものもあれば、小粒のものもありますが、味はそれぞれ。
艶やかな栗を見ると、作りたい気持ちが抑えきれず、
既にこの秋、何度も買い求め、
買ってきては、コツコツと皮剥き作業をしています。
手間はかかるのですが、この時間が結構好きなんです。

栗ご飯、甘露煮、素揚げ、焼き菓子…たくさん作りましたが、
今年は、初めて渋皮煮を作りました。
作られる方はご存知と思いますが、渋抜き時の煮汁はとても黒く、
綿布が栗色に染まるほどで、私にとっては新鮮な驚きでした。
一度目の出来に納得いかず、もう一度作りましたが、
我が家の無類の栗好きも、お墨付きをくれました。
あ~楽しい!また、栗を買ってしまいそうです(笑)。

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ドングリ拾いも、栗の味覚も、これからまだまだ楽しむことができます。
小さな幸せを感じさせてくれる『木の実』に感謝しつつ、
存分に楽しみたいと思います。

飛騨の紅葉はこれからが見頃。
ぜひ、景色も味覚も楽しめる秋の飛騨へ、皆さまもお出かけください。
お待ちしております。

※木の実は、豊作年と不作年が不定期に訪れ、地域的なまとまりがあり、樹種によっても、そのサイクルは違います。地域によっては、クマが人里に近づく可能性もありますので、森の近くに行かれる際は、十分お気を付けください。

※オークヴィレッジ高山では、この秋、Oakvillage & Kalita 展とアートギャッベ展を開催いたします。
詳細はこちらをご覧ください。



企画営業部(石井)



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2016年10月 5日 (水)

記憶に残る美術館

先日、国立西洋美術館に行ってきました。

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世界文化遺産に登録されてからは初めて行きます。

 

最初に行ったのは、1974年セザンヌ展だったと記憶します。

当時高校生だった私は、この美術館が世界遺産になることなど思わなかったし、ましては建築家のル・コルビュジエなど知る由もありません。

今回、もう一度、展示を見に行くのではなく、美術館を見ようと思い行ってきました。

 

最初に出迎えてくれたのは、ロダンのブロンズ像(地獄の門)

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象の前では、記念撮影をする人がひっきりなしに群がります。

そんなところを横目で眺めて、正面出入り口に向かいます。

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このロビーも開館当時は外部で、ピロティが広がっていて、そこに彫刻作品が展示されていたそうです。

私の目的は建物にありますので、常設展のチケットを購入して入ることにしました。

 

入るとすぐに吹き抜けのホールがあります。

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このホールはル・コルビュジエによって、「19世紀ホール」と名付けられました。吹き抜けや、高く伸びるコンクリートの柱、柔らかく差し込む外光の処理などがみどころであります。

 

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今回一番注目して、見たかったものがあります。それは、このホールにもみられますコンクリートの円柱です。

建物を象徴するピロティ構造は大型のコンクリートの柱で構成されています。

建物のデザインで特徴的なのが、打ちっ放しコンクリートの円柱で、当時、現場主任の森丘四朗がコルビュジエの思いを実現するために、試行錯誤して円柱コンクリートを施工したことを本で読んだことがあり、実際に見てみたいと思っていました。

コンクリート円柱の施工は凝りに凝ったものであって、年輪が幅広く均一で、切削などの加工が容易な姫小松を用いて型枠を製作。

そこにコンクリートを丁寧に流しこむことで、姫小松の美しい木目を円柱に表現しています。

森丘四朗は「設計者の意思に反するとしても、せめてこの質素な木綿の着物を着た淑女に、几帳面な身だしなみと多少の品位を与えることができないものか」と考えて施工方針を立てたと言われます。

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コルビュジエは、完成後に来日してはいませんが、竣工写真を見て「美術館の仕上がりは完璧で、私は満足だ」返信したとされています。

工事は1959年3月28日に竣工しています。建物は59年たっていて、その間に、企画展示館の建設や、免震化工事などされながら、今に至っています。

折角なので常設展も見て帰りたいと思います。

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建物を設計する設計者の思い、施工する施工者の思い、全ての思いの終結が認められ、世界文化遺産となったのかと、考えさせられました。

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建築部(吉田)



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