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OakVillage

オークヴィレッジ(1974年創設、本拠地岐阜県高山市)は、出発当初から「100年かかって育った木は100年使えるものに」という合言葉で、持続可能な循環型社会を「木」という再生可能資源で実現しようと提案し続けています。

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2017年2月 8日 (水)

音をつくる

ここ数年、「音」に関するお仕事をさせて頂く機会が多くなってきています。
かつてはスピーカーやアンプなどの少し大きめの音響機器に木材を用いるケースでしたが、
最近はスマートフォンの普及や住宅事情からイヤホン・ヘッドフォンの需要が増えているそうで、小さく持ち運びが容易な機器に木材を用いることが増えてきました。

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小さくなってもそこは日々技術が進歩しており、音は素晴らしいの一言。
直に音楽を聴いているような臨場感、これまでは分からなかった幾重もの音の重なり、歌い手の息遣いから弦の擦れる音。今までに感じたことの無い感動をこの小さな機器を通して
味わうことができます。

これでも十分な感じもしますが、そこに独自性や更なる付加価値として木材への注目が増えてきているのではないでしょうか。
私が最初に関わらせて頂いたイヤホンは、クライアント様の特許技術に日本の伝統工芸を融合するというもの。完成したイヤホンにはカエデが使用され、これまでとは毛色の異なるイヤホンとなり非常に高評価を得ました。その後も機器の進化に合わせ樹種を変えるなど様々な試行錯誤を重ね、バリエーション豊富なシリーズとなりました。

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「樹種が異なると音が異なる」この特徴を活かした商品で森の合唱団という木琴があります。通常の木琴と異なり、鍵盤の大きさは全て同じなのに一本一本異なる樹種を用いて音が変わるという仕組み。これはこれで非常に面白いのですが、この特徴が精密機械と組み合わせたときにもその違いを発揮するという点が非常に興味深いです。

硬い木であれば音は良くなるのか。
柔らかい木であれば音自体も柔らかい印象になるのか。
高級材だったらどうか、それとも産地か、機器との相性か。


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これまで培ってきた木と音の組み合わせの答えは、結論に至ると実はそんなに驚くことではありません。木工技術として当たり前のことに少し先端技術を加え、材料の選定はやはり聞いている人の耳が頼りです。「思っていた音にならないこともよくある」と機器を製造されている皆さまからお聞きします。その度にこちらから提供できる木材はなんだろうと考えます。
こればっかりはやってみないと分からないことなのです。つまり、まだまだ正解はあるということ。

そうして完成した音を聞くのが毎回楽しみになっています。
うまく表現できませんが「作り手の魂を感じる」そんな音です。
これまでは音は良い・悪いの二つしかないと思っていましたが、その概念は吹き飛びました。

「こんな音をつくりたい」
その意味が今はとてもよく分かる気がします。



参考:音茶楽 http://ocharaku.jp/sound/
TAGO STUDIO http://tagostudio.com/





企画営業部(片岡)



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